プロダクト開発中
みんなでアラーム
友だちや家族、部活の仲間と起床予定を共有し、起きてこない人のアラームを担当者が鳴らせる目覚ましアプリ。端末のアラームを主系に、Cloudflare Workers と Firebase Cloud Messaging による通知を組み合わせています。
課題
ひとりで起きるのが苦手でも、誰かに起こしてもらえれば起きられることがあります。 ただ、電話やメッセージで起こし合うのは手間がかかり、相手が本当に起きたかも分かりにくいままです。
何を作っているか
友だちや家族、部活の仲間と「スペース」を作り、起きる時刻を共有して、お互いに起こし合うための目覚ましアプリです。
- 時刻になると、本人のスマートフォンのアラームが鳴ります
- 起きてこない人には、担当の人が「鳴らす」ボタンで相手のアラームを追加で鳴らせます
- 起きたことはスペースのチャットに自動で残り、二度寝しそうな人にはもう一度だけアラームを届けられます
技術的アプローチ
- 端末の AlarmManager を主系とし、電波が届かない場面や省電力状態でも時刻どおりに鳴らす構成
- 担当者が起こす操作・二度寝防止・未応答の催促は、Cloudflare Workers から Firebase Cloud Messaging で届ける副系
- スペース・メンバー・起床予定・チャットは Cloudflare D1 で管理し、端末は表示用のキャッシュだけを持つ
- 認証は Firebase Authentication(ニックネームでの開始と、あとからのメールアドレス連携)
起きやすい音の研究
- 起きた直後のぼんやりを減らすメロディ:50人へのオンライン調査で、「メロディがある」と感じるアラーム音で起きた人ほど、起きた直後のぼんやり(睡眠慣性)が少ないと答えていた、という研究があります(McFarlane ほか, 2020)。これを参考に、口ずさめるメロディの曲を用意しました。テンポ(約110〜120 BPM)は、この研究の結果ではなく、私たちが選んだものです。
- 深く眠っている人のための音:火災報知器の覚醒実験では、従来の高い警報音(3,000Hz 以上)よりも、520Hz の矩形波のほうが、深く眠っている人を起こしやすいと報告されています(豪ヴィクトリア大学 Bruck らの研究)。これを参考に、520Hz の矩形波を3回ずつ鳴らすパターンを、プログラムで数式から合成しました。周波数の成分を解析し、基本の音が全体の約83%、3倍の音が約9%と、矩形波の理論どおりになっていることを確かめています。
- 2段階のアラーム:最初はメロディで鳴らし、止められないときは強めの音へ切り替えます。矩形波は同じ最大音量でも大きく聞こえるため、鳴っている部分の音量の平均(RMS)をメロディより少し大きい程度(約4dB)に抑え、切り替えで急に大きく聞こえすぎないようにしています。
- 好きな曲でも起きられる:端末に入っている曲を取り込んで、アラーム音にできます。アプリのテーマ曲も、アプリの中で聴けます。
参考にした公開資料
- McFarlane S. J., Garcia J. E., Verhagen D. S., Dyer A. G.「Alarm tones, music and their elements: Analysis of reported waking sounds to counteract sleep inertia」PLOS ONE 15(1): e0215788(2020年、CC BY 4.0、doi:10.1371/journal.pone.0215788)
- Bruck D. ほか「How does the pitch and pattern of a signal affect auditory arousal thresholds?」Journal of Sleep Research(2009年、doi:10.1111/j.1365-2869.2008.00710.x)ほか、Victoria University による火災報知器の警報音の覚醒実験
現在の状態
Android 版を開発中です。iOS 版も並行して検証しています。
今後
実際の朝の利用場面で、確実に鳴ること・起こし合いやすいことの検証を進めます。
つかっている技術
- Android
- Kotlin
- Jetpack Compose
- Cloudflare Workers
- D1
- Firebase
- iOS
- Swift
- SwiftUI


